この記事でお伝えすること
デンハムのルーズデニムは、スリムなストレート型でありながら、全体的にゆったりとした太さがあるデニムです。
とくに腰穿きをする男性には、人気の高いシルエットです。
若い方が穿いているイメージがありますが、60代のシニアでも、十分に楽しめるデニムです。
しかし、ルーズデニムを穿いたことがなければ、ハードルが高いアイテムでもあるようです。
そこで60代のシニアでも、ルーズデニムをおしゃれに着こなすポイントを紹介します。
まずは、画像をご覧ください。
ルーズデニムを腰辺りにひっかける感じで穿いています。画像では確認できませんがベルトはしていません。
太腿の辺りは、ゆとりがあります。
足元近くになると、かなりだぶついています。靴の甲に裾が乗っており皺も入っています。
上着は、ユニクロの白い柄入りのTシャツです。シンプルな恰好です。
それでは、画像のような恰好することを想定した場合、それなりの見栄えとなるポイントを紹介します。
ルーズデニムの着こなしは、個々は、いまひとつだけれど、全体で見ると調和して見えるのが理想
画像のようなルーズデニムを穿いたことがないシニアが今回、紹介したパンツを穿くと、そうとうな違和感があると思います。
脚が短く見える
まずは、脚が短く見えると思います。
画像は、腰骨にひっかけるような感じで穿いているので、表現は良くないですが、パンツがずり下がった状態です。
しかもベルトはしておりません。余計にパンツはずり下がってしまいます。
さらに、パンツが長いので、裾が甲の上にドップリと乗っかっています。脚のラインは、クネクネとした感じでもたついています。
そんな状態ですから、足が短く見えてしまうのは、当然です。
脚が短く見える穿き方をしている
もっといえば、脚が短く見えるような穿き方をしているのです。
ルーズデニムは、脚を長く見せよう、キレイに見せよう、という穿き方ではないのです。
意図的にずり下がった穿き方をすることにより、脚のラインをクネクネと曲げて裾をもたつかせながらも、それなりに様になっている。
これがルーズデニムの目指す着こなしでもあり、面白さなのです。
ヘタウマの絵のような見え方を目指す
ヘタウマといわれる絵があります。上手ではないけれど、どこか愛嬌があったり、個々に見れば、線の太さや長さは、不統一だが、全体としてみるとバランスがとれており、なんか味があるよな。
そんな印象となるのが、ヘタウマ絵ではないかと思います。
個々の不調和を全体としては調和させているということです。
ルーズデニムの着こなしもヘタウマ絵と同じように個々で見れば、だらしなかったり、ルーズすぎたりしていますが、全体として眺めると、それなりに調和がとれており、何となくオシャレだよな、という印象になるのが理想だと思います。
そのような着こなしを目指すところにもルーズデニムの面白さがあるのです。
というわけで、ルーズデニムは、きちんと着こなすのではなく、意図的にルーズに着ることがポイントになります。
しかし、きちんと着こなすことを当たり前にしているシニアからすると、これまでとは、逆の意識を持つ必要があります。
理解したら実践してみる
ここまで読んでいただければ、まあ、そうかな、と理解していただけたと思います。
しかし、理解したからといって、実際に自分がルーズデニムを穿いて、だらしなく見えると、そうとうな違和感を覚えて「自分には無理だ!」となってしまうことが多いようです。
理屈や考え方、知識を理解したからといって、それが実践できるかとなると、まったく別の話になってしまうのです。
とくに、普段は、きちんとした着こなしをしているシニアからすると、ルーズデニムのルーズな着こなしを実践することが難しいようです。
ルーズデニムを穿いていることに慣れる
では、どうしらいいか。
まずは、ルーズデニムをルーズに穿いたら、しばらくは、その恰好でいることをおススメします。
その恰好で外出する気になれないのであれば、その日は、自宅で過ごしてみるのです。
ルーズデニムを穿いた状態でしばらく過ごしていれば、やがて目が慣れてきます。
朝から夕方まで穿いていたとすれば、日が暮れるころには、違和感は薄らいでいるはずです。
服に限らず、初めて経験することは、違和感があります。
しかし、継続していれば、やがて当たり前になってしまうものです。
まずは、ルーズデニムを穿くと違和感があり、やっぱり無理だ、と思ってしまう。
ネガティブな意識になってしまう。このネガティブ意識を払しょくすることです。
それができれば、ルーズデニムの着こなしは、さほど難しくないことを実感できると思います。
しかも、思った以上におしゃれな感覚を味わうことができるはずです。
ルーズデニムは、ルーズに穿けばいい
ルーズデニムを着こなすためのテクニックは、ほとんどないと思います。ルーズに穿く。ただ、それだけです。
「え、それでいいの?」と思われるシニアがいるかもしれませんが、それでいいのです。
そもそもルーズなデニムですから、名称のとおり、ルーズに穿けばいいのです。ルーズに穿けば、その人の体型に応じたルーズな見え方になります。それがいいのです。
きちんと着こなす、ビシッと決めるという着こなしは、弱みだと思う箇所を補正する必要があります。
そのためには、ある程度のテクニックが必要になると思います。
繰り返しになりますが、ルーズデニムは、ルーズに穿くだけで、その人の個性を良い意味で際立たせることができるのです。
それがルーズデニムの着こなしだと思います。
ルーズデニムを穿くときのポイント
そうはいっても、ルーズデニムを穿くときに意識した方がよいポイントはいくつかあります。
それを紹介します。
腰穿きをする
ベルトの有無に関係なく、パンツのウエストが、腰の骨にひっかかるように穿くことをおススメします。
裾の部分は多少は調整する
甲の上に乗っている裾の部分は、見栄えがよくなるよう多少は調整した方がいいでしょう。
画像を参考にしていただけますと幸いです。
ボリュームのある靴を合わせる
靴はボリュームがあった方が合わせやすいと思います。
ある程度のボリュームがあれば、スニーカー、革靴どちらでもよいと思います。
サンダルやすっきりしたスニーカー、ローファーを合わせる場合、バランスをよく考えて選ぶことをおススメします。
Tシャツ、ポロシャツでシンプルに合わせる
画像は、夏を前提としています。夏であれば、Tシャツ、ポロシャツでシンプルに合わせるのがおススメです。
シャツの着丈は、ウエストから股下の間で納まる程度がいいと思います。
パンツがルーズなので、シャツは、オーバーサイズにはならない方がいいでしょう。
シャツもルーズだとメリハリがなくなり、本当にだらしない見え方になってしまうからです。
まとめ
ルーズデニムを穿いたことがないシニアが、挑戦してみようと思っても、実際に着てみることには、かなり抵抗があると思います。
それは、ルーズであるがために、着こなしが難しいと思ってしまうからでしょう。
そんなことはないと思います。
慣れてしまえば、さっと穿いて、皺やもたつきなどを気にすることなくリラックスした気分で楽しむことができます。
これまで、ルーズデニムを穿いたことがないシニアは、ワードローブのひつに加えていただくことをおススメします。
着慣れてしまえば、新たな感覚のオシャレを楽しむことができるはずです。
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